大福茶

大福茶
年末の押し迫った時期に最近街やネットで時々見かける「大福茶」。だいたい何と読むのか?「だいふくちゃ?」「おおぶく?」どちらもありです。家々のお付き合い、お寺さんとかお茶屋さんとかから自然に伝わっているのでしょう。関西地方中心の慣習ですのでその他の地域の方には、こだわりも必要ありません。
なにしろ発祥とされる六波羅蜜寺では「皇服茶」と書き「おうぶくちゃ」となりますし。
お茶がまだ一般的な飲み物としてでなく漢方薬のような時代に、それを飲んだところ病が回復したから吉例としてみんなも節目にいただきましょうとなったようです。
いろいろな節気で無病息災を祈っていただく「福茶」、その中でお正月のものが特別に「大福茶」となります。

さて、その福茶とはどんなお茶か?簡単に言えば、梅干しや昆布などに熱い湯やお茶を注いだもの。読み方同様、正月は黒豆、節分は大豆だの、山椒は欠かせないだの、若水を汲めだの玄米茶に決まってるだのそれはもういろいろ。調べてみると梅干はあぶって焼き梅にするとか、栗きんとん?それは入れるのではなくお茶請けではないのか?とか楽しめました。
梅と結び昆布、いつもの梅干だけでもいいんじゃないでしょうか?そしてお気に入りのお茶を注ぐ。襟を正して無病息災を真摯に祈るきっかけになればいいのですから。


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